グローバル企業として、世界中のさまざまな場所に拠点があることを示せるような世界地図のアートウォールとのご要望に高精細な加工でお応えしました。国境線や複雑な海岸線、質感に至るまで高い品質を実現しています。
今回の案件は、プロジェクトマネージャーであるお客様を通して、御施主様の本社オフィス内に、
「グローバル企業として、世界中のさまざまな場所に拠点があることを示せるような世界地図のアートウォールを製作したい」とご相談いただいたことがきっかけでした。
ブランドイメージを強く印象づけるものであることから、質感と地図の精度には強いこだわりを持っていらっしゃいました。
ワークスタイルデザインやオフィスの設計プロデュースなどの事業を展開されるお客様もまた、その想いに真剣に向き合い、企業らしさをカタチにすることを強く意識されている企業様です。
その理念は僭越ながら、陰影や空間を駆使して、見るものにブランドストーリーを静かに、かつ印象深く伝える弊社の製品と共通する部分があると感じております。
私達はまず、ご相談いただいたものが実現できるかどうか、上記写真のような世界地図をイメージできる製品の写真をお見せしながら、御施主様の想いをヒアリングさせていただき、無機質系人造木材板 (不燃材)とタモ材を使ったモックアップを製作し、ご提案させていただきました。
「素材は木材で」とご要望いただいておりましたが、木材には反りや伸縮が出る恐れがあるため、サンプルを製作・検証した上で、「世界地図の細部にわたる精度」を忠実に再現するため、より反りが起きない無機質系人造木材板 (不燃材)もご提案させていただきました。
ご検討いただいた結果、木本来の木目を活かしたいというご要望のもと、木材を使用することになりました。
地図全体で見た時に木目を横に揃えることや、国境のラインの深さ、各国のパーツの大きさ等にも配慮して製作を進めました。
製作では設計チームと共に、反りなど木材ならではの懸念点を考慮しながらも、どこまで忠実に表現できるか何度も試行錯誤を重ねました。
こだわりの一つである国境線はもちろん、複雑な海岸線についても、刃物の形状や海岸線のラインなどを何パターンも検証。
その結果、紺枠の箇所が、実際の加工可能なラインとなりました。
また再現性を高めるために、国ひとつひとつの大きさを微妙に調整しながら全体のバランスを検討していきました。
こうして何度も試作を重ねた結果、再現性や精度の高さを維持しながら、製品として美しさを保った世界地図が生まれ、御施主様にもご納得いただける素晴らしい製品を納品することができました。
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