JOURNALデザインパネルがプレス型に!?決め手は加工性とコスパ
※こちらの記事は2016年に公開したものを加筆・修正し再編したものです。
特殊な織物の成型用の型に大抜擢
サカセ・アドテック株式会社様の展開する「三軸織物」と呼ばれるハイテクノロジー織物を成型するためのプレス加工用の型を、弊社の内装用デザインパネル「Dimple Shade」にて製作させていただきました。
「三軸織物」は非常に薄く、軽量かつ保形性の高い素材です。
通常、金型製作では主に金属が使われます。強度の面では金属に劣るものの、無機質系人造木材がもつ加工性の高さや、コストを大幅に削減できる点が今回のご依頼にマッチしました。
まず弊社にてご要望のデザインイメージを元にプレス加工用の型サンプルを製作。
実際に三軸織物を手動でプレスしていただき、綺麗に成型できるかどうか検証を行いました。
プレスを行う際に空気の逃げ場が必要になるため空気穴を開けることで対応。
▼プレス機に設置された「DimpleShade」の型
▼成型が施された三軸織物
「BAMBOO MEDIA」さんにて三軸織物の3D型押し成形膜(G-TRIX)天井に関する記事が掲載されています。
もしよろしければご覧ください。
設計:コクヨ株式会社様
三軸織物:サカセ・アドテック株式会社様
その他協力会社:株式会社シンデン様、株式会社丸八テント商会様など
今回の事例は弊社としても初めての取り組みとなり、壁面装飾だけではないDimpleShadeの新しい可能性を見出せました。
日の出工芸では今回のように、さまざまな企業様と共創させていただき新しい価値の提供を行っていければと考えております。