JOURNALDimple Shadeに新デザイン登場
今回の記事では、先日リリースされた、Dimple Shadeの新デザインについて
そのデザインの背景やおすすめの設置シーンなどをご紹介させていただきます。
Dimple Shade(ディンプルシェード)とは?
不燃材にレリーフ彫刻を施した内装用デザインパネルです。
NC工作機械による独自の3D加工技術と手作業による繊細な仕上げで、複雑なオリジナルオーダーにもお応えできます。
一方で、130種を超えるスタンダードデザインもご用意しております。
このたびスタンダードデザインに8種類の新作が仲間入りしました!
今回の新作はすべて、弊社の本社がある北海道のデザイナー、伊藤千織デザイン事務所 伊藤様とのコラボレーションデザインです。
ここからは今回の新作について、インタビュー形式でお伝えします!
――今回の新作は「Ultra Modern」をテーマに構想されたそうですね。具体的にはどういったことを考えて作られたのですか?
伊藤)今までのベーシックなラインナップとは異なるテイストにしようと思いました。
各柄のパターンはシンプルで控えめながら、
連続させたり大きな面で使った際に、空間のアクセントになるようなイメージです。
具体的にはドットやストライプ、シンプルな線といった、
普遍的な幾何学形態ユニットを用いながら
現代的なうねりや60~70年代的なレトロな雰囲気を表現してみました。
――デザインするにあたって、他に意識したことはありますか?
伊藤)日の出工芸さんのパネルは室内に使われる製品なので
LEDなどの白いクールな照明とのコラボシーンを意識しました。
近未来的な空間や、”今っぽい”テイストの
商業空間・パブリックスペースなどに調和し、かつ、品の良さが残る・・・
そんなデザインを目指しました。
――個人的に「メトロ」はありそうで無かったデザインだと思いました。どういった経緯で思いついたのですか?
伊藤)刃物の形状や彫りの深さを想定しながら、
線と円の組み合わせをスケッチしているときにビビッとひらめきました!(笑)
線の連続が、路線図の面的な広がりのパターンになるのがおもしろいと感じました。
モデルとなっているのは東京メトロの路線図。
特徴的なラインを拝借しつつ、
デザインパターンとして成立するようランダムに組み合わせました。
もしかしたら鉄道好きの人には「これ正しくないよ!」と怒られるかもしれません(笑)
――デザインにあたってご苦労されたことはありますか?
伊藤)既定サイズの材料(500×1500)を連続して並べる場合の、柄の繋ぎの部分です。
幾何学的な法則性のあるラインが、意外と隣同士でつじつまが合わなくなったり
繋がらなかったりと、思うようにいかないことがありました。
最終的には日の出工芸さんの設計チームの協力もあり、
柄同士がきれいに繋がるように調整してリリースすることができました。
――そんな障壁があったのですね。こだわったことがあれば教えてください。
伊藤)「ドット」シリーズのグラデーションは、
いろいろな径の刃物を組み合わせ、円の直径を変えることで作りました。
彫り込みの深さでグラデーションの雰囲気を出すこともできましたが、
日の出工芸さんは多種多様な刃物をお持ちなので、この方法を提案させていただきました。
――弊社ならではのデザインを作っていただけて嬉しいです。最後に、伊藤さんが思い描く使用シーンとはどのような感じでしょうか。
伊藤)個人的には、光の陰影が活きる場所での使用を見てみたいです。
LEDの人工的な光でも、自然光の穏やかな雰囲気の中でも、
おもしろい効果が出るのではないかと思います。
また、「ワイヤー」シリーズの特徴的な半円形や四角形パターンは
アクセント的に大きく、大胆に使ってもおもしろいのではないでしょうか。
ホワイトで仕上げれば、品がよくデコラティブな雰囲気になりそうです。
DimpleShadeの新柄「ワイヤー02」
新デザイン:ワイヤー02
※画像クリックで仕様の詳細ページが開きます。
――伊藤さん、ありがとうございました!
ご採用をお待ちしています!
このように、デザイナーさんのこだわりが詰まった今回の新作ですが、私たちも実際の現場に納まった姿は、まだ見られていません。
ぜひご採用いただき、竣工後のお写真を拝見できればこの上ない喜びです。
詳細な仕様等につきましては、下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
一緒に美しい空間づくりのお手伝いをさせていただければ光栄です。
東京ショールームにて大きなサンプルをご覧いただけます。
2月より、規格の500×1500サイズのパネルを展示いたします。
近郊にお住いの方は、ぜひ実物をご覧にいらしてください。
※2023.9.1追記
恐れ入りますが、東京オフィスの移転に伴い現在ショールームをお休みさせていただいております。
再開が決まりましたらお知らせいたします。
お知らせはHP、メルマガでお送りする予定です。
メルマガの購読希望の方は、お手数ですがお問い合わせフォームに「メルマガ希望」とご記入の上、お送りください。