理想の実現のために、多種多様な塗装の中から最適な種類のご提案、お色味の微調整など、お施主様の意図や想いに真剣に向き合って製作させていただきました。
弊社は商業施設等だけではなく、ハウスメーカー様を通じて、個人様の物件にも納めさせていただいております。
近年は特に、より快適に過ごせる空間作りにこだわりを持って邸宅や賃貸物件を建てられるお客様が増えており、ハウスメーカー様からお問い合わせやご依頼が非常に多く寄せられています。
今回納入させていただいたのは、石川県小松市の賃貸マンション「アルチェトリム」です。
小松市は江戸時代から続く伝統芸能「曳山子供歌舞伎」を始め、弁慶の主君愛を伝える歌舞伎演目「勧進帳」の舞台となった場所ということで、「歌舞伎のまち」として知られています。
そのためお施主様は、こうした「小松歌舞伎」をデザインコンセプトに、組子を使ったホテルライクな賃貸マンションを建てたいとお考えでした。
本物の組子が高額だったため、代用品を探していらっしゃったところ、インターネット上にてRANMAを目にされ、その後お問い合わせいただいた後、積水ハウス株式会社 西日本建築事業本部 北陸シャーメゾン支店様を通して納入させていただくこととなりました。
お施主様は伝統工芸の組子をモチーフに、モダンにアレンジしたRANMAを、吹き抜けの階段室に設置したいとお考えでした。
デザインについては、石川県ゆかりの建築家である谷口吉郎氏が設計された「ホテルオークラ東京」のロビーに採用されている麻の葉組子をオマージュしたいとご希望でしたが、質感や色柄についてはまだ固まっていらっしゃらないということでしたので、ヒアリングを重ねながら慎重に進めてまいりました。
特に塗装方法については、錆の風合いを活かした表現や、温かみのある木の様な色味など、多様な塗装による表現をご提案させていただき、少しずつお施主様のイメージを固めていただきました。
その後は完成イメージに近いサンプルをお預かりしたうえで、再現したいものに近い色を出せるよう、何度も試作を繰り返しました。
想像通りの質感と色・柄が再現できているか、試作品にてご確認いただきながら、最終的にご満足いただけるものを製作することができました。
お施主様からも「施工前に事前に質感・色・柄を調整、確認できたことがとても良かった」とのお声をいただいております。
マンションについては、ご親族に自慢しておられるくらい満足されていらっしゃるというお施主様。
「入居者様にステータスを感じてお住まいいただける高級感やオリジナリティを打ち出すことができ、地域に誇れる良いモノをご提供できた」とうれしいお声もいただくことができました。
ご満足いただける物件に携わらせていただいたことを、弊社も大変うれしく思っております。
今回の案件は、設計・施工をご担当いただいた積水ハウス株式会社 西日本建築事業本部 北陸シャーメゾン支店様のご協力のもと、美しい空間作りが実現できました。
2019年2月に完成の、石川県小松市内にある1LDKの賃貸マンションです。
地元の伝統芸能である「小松歌舞伎」をコンセプトに「勇者」を意味する赤い隈取り模様が塗り壁に施された、まるで歌舞伎の舞台のようなロビーや、屏風をモチーフに採用された居室の壁など、地元ならではのデザインが映える、高級感あふれる物件でございます。
石川県小松市への転居をお考えの方はぜひご検討ください。
▼アルチェトリム
住所:石川県小松市宝町
アクセス:JR北陸本線 小松駅 徒歩10分
築年月:2019年1月
総階数 3階建て
HP:https://www.shamaison.com/ishikawa/area/17203/000117000555_144009/
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