JOURNAL日の出工芸と3Dプリンターのあゆみ
日の出工芸は2022年に3Dプリンターの導入と同時に、モデリングソフトや3Dスキャナーを取り入れました。
しかし導入当時の経験値では難しいことも多く、なかなか商品化に漕ぎつけずにいました。
試行錯誤を繰り返し、現在ではオブジェなど様々なご依頼を頂き、製品としてお喜びいただけるレベルに成長して参りました。
また既存の3Dデータを修正するだけでなく、お施主様やデザイナー様のイメージを3Dデータ化するお手伝いもさせていただけるようにもなりました。
少しずつですが確実に成長してきた私たちと3Dプリンターのこれまでの歩みをご紹介します。
2022年 展示会で発表した3Dプリンター製品
日の出工芸が初めて3Dプリンター製品を発表したのは東京ビッグサイトで開催された建築・建材展2022でした。
大型3Dプリンターのプランター造形
当時は初めての試みのため、ジェルの積層によって出来てしまった痕(積層痕)をなめらかにしていく作業にとても苦労をしました。
フルカラー3Dプリンターの造形
2023年夏 3Dプリンターを使った製品の開発
2023年8月より3Dプリンターを使った製品の受注を開始しました。それに伴い社内でも様々な製品のテスト出力を行いました。
専用のジェルを積層して造形する仕様のため、どうしても発生してしまう表面の凸凹(積層痕)に悩まされました。
この問題に対し、私たちはDimple Shadeなどのデザインパネル製造で培ったノウハウと得意の研磨技術をもとに、仕上げ術を確立しました。
今では「繊細な仕上げ術」が大型3D造形分野における私たちの強みです。
2023年秋 大型の3Dプリンターを使ったオブジェを納品
イオンモール幕張新都心のリニューアルプロジェクトの一環として新設された空間「エキマエラウンジ」に、大きな蝶のオブジェを納品させていただきました。
日の出工芸としても大型3Dプリンターで製作した製品を納めた初めての経験でした。
どのようにして大型の3D造形が造られたのか、下記の納入事例ページで詳しくご紹介していますので是非ご覧ください。
2024年 3Dプリンターで新たな試みを続ける
東京ショールームのリニューアルに伴い3Dプリンター製品による装飾を製作しました。
今後はデザインパネルとの融合による新しい空間表現をご提案していく予定です。現在準備中ですので、楽しみにお待ちいただければ幸いです。
とても嬉しいことにメールマガジンで3Dプリンターのお知らせをすると『こんな形は製作できるか?』『製作期間はどのくらいか?』など多数お問い合わせをいただいております。
お見せできる写真は少ないですが、本格的な受注を開始してからの約半年間で、ご依頼は増加傾向にあります。ご案件の種類もオブジェから家具、サイン、設備まで多岐にわたります。
立体造形のご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。
▼3D造形のご相談は専任の担当者まで直接ご連絡ください
担当 アートプロダクトチーム 佐藤 貴光
電話:080-4501-3280
mail:satou@hinode-gr.jp
この記事を読んだ方へおすすめの資料
3Dプリンターや納入事例についてまとめておりますので、お施主様にそのままお見せいただくことができます。
ぜひ、お気軽にご覧ください。