JOURNAL現場施工時間を短縮!ノックダウン方式パーツクルを詳しく解説
『建設業の2024年問題』という言葉を耳にする機会はありませんか?
2024年4月より労働時間の上限が設けられる働き方改革ですが、建設業は以前より人手不足・長時間労働が課題とされています。
人手不足の解消に向け、現場の建設機械を遠隔操作するという最新技術をニュースで目にしました。今まさに様々な技術を取り入れ、工期短縮や生産性の向上を図る取り組みが進められています。
弊社でも現場からの声を受け、施工時間を短縮する製品を開発しています。
今回は、現場施工を楽にするノックダウン方式の製品PARTSKUL(パーツクル)をご紹介します。
PARTSKUL(パーツクル)とは?
弊社のホームページTOPを飾る印象的な月の造形、それが今回ご紹介するパーツクルです。まるで本物の月が天井に浮かんでいるような、とても幻想的な印象を受けます。
このように大きく美しい曲面造形を実現できるのがパーツクルの魅力です。
『現場施工を楽にする』とは一体どういうことなのか?どういう構造になっているのか?なぜ施工時間が短縮できるのか?と、事例写真だけではわからない点が多いと思います。
そこでパーツクルの特徴をまとめた動画をご用意いたしました。少しですが現場での施工風景もご覧いただけます。まずはこちらをご覧ください。
パーツクル4つの特徴
さて、動画をご覧いただいた方はパーツクルがどんな製品なのかイメージがついたでしょうか?
パーツクルには『現場施工時間の短縮』『経済設計による軽量化』『曲面美の自在な加工』『不燃材を使用』という4つの特徴があります。
中でも注目が高まっている『現場施工時間の短縮』についてご紹介いたします。
■現場で造形する場合
現場作業に複数人が必要となり、工数も多く時間を要しました。曲面形状の骨組みを製作、カーブに沿って表面材を貼る作業に数時間~数日かかっていました。
■パーツクルの場合
骨組み、表面貼り、一部組立までを工場で行うため、現場での造形作業がなくなります。現場に届いたパーツを組み立て仕上げるノックダウン方式により、作業効率を高め少ない人数でもスピーディーな竣工を可能にします。(※組立・仕上げは現場作業)
パーツクルは以上のような特徴から工期短縮を実現できます。それでは続けてパーツクルの構造について詳しくご説明いたします。
パーツクルの構造について
骨組みとなる無機質系人造木材(不燃材)の基盤をNC工作機械による切削加工で肉抜きし、可能な限り軽量となるよう調整しています。
また、柔軟性が高く、曲面加工に適した不燃ボードを使用しているので、切削加工で模様などを彫り込んだ面を曲げて設置できることも、特長のひとつです。
次にパーツクルの施工方法をご説明いたします。
パーツクルの施工例
画像にはありませんが最後に表面加工・塗装などを施し完成です。
ここでご紹介した工程は一例であり、設置個所・現場の状況・デザイン等に応じて、常に最良の方法を検討しご提案いたします。
最後に
この記事を公開した11月22日が『大工さんの日』というのはご存知でしょうか?
11月22日を図案化すると、11は2本の柱を表し、二十二のそれぞれの二は土台と梁または桁、十は間柱と貫を表して軸組の構造体となり、大工さんとの関係が密接なことが制定の事由とされています。
今日を機会に現場施工を楽にする取り組みを初めてみませんか?
日の出工芸では本日ご紹介したPARTSKUL(パーツクル)のほか、3Dプリンターによる立体造形も製作しております。
3Dプリンターに関しても、大型のインテリアオブジェなどは従来の製作期間よりも短縮できる可能性が高いです。よろしければ、そちらも是非ご検討ください。
曲面造形や立体造形など、現場の施工を楽にするために弊社でお手伝いできることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。